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扁平苔癬と金属アレルギーの関係とは?

  • 2026.01.19
  • #治療

【扁平苔癬と金属アレルギーの関係とは?】
 

お口の中に「白い線のような模様」や「赤くただれたような部分」が続いていませんか?
それは「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」と呼ばれる、口腔内に発症することのある慢性的な炎症の可能性があります。

この症状は、歯科治療で使用された金属が関与していることもあると報告されており、治療方針の見直しが必要になることもあります。今回は、扁平苔癬と金属アレルギー、そしてセラミック治療の関係性について解説します。


 

扁平苔癬とは? - 慢性的な口腔内の粘膜疾患
 

扁平苔癬は、頬の内側や舌、歯ぐきの粘膜に、白い網目状の模様や赤い炎症、びらん、痛みが現れる病気です。
症状の出方は人によって異なり、ピリピリする違和感やしみるような痛みを訴える方もいます。

原因は明確には分かっていませんが、自己免疫異常ストレスウイルス感染などが関与していると言われており、金属アレルギーによるものもその一因とされています。


 

金属アレルギーと歯科治療の関係
 

歯科治療で広く使われている保険適用の金属(銀合金、パラジウム合金など)は、長期間お口の中にあることで、金属イオンが少しずつ溶け出し、粘膜と接触することがあります。

これがアレルギー体質の方の場合、扁平苔癬のような粘膜の炎症を引き起こす要因になることもあるのです。

すでに皮膚科で金属アレルギーと診断された経験がある方や、皮膚炎・口内炎が長引く方は、歯科での金属の使用状況を一度見直す価値があります。


 

セラミック治療という新たな選択肢
 

当院では、こういった体質の方や、粘膜に慢性的な炎症がある方に対して、メタルフリーのセラミック治療をご提案しています。

セラミックは、

  • 金属を一切使用しない
  • 変質・劣化しにくい
  • 汚れや細菌がつきにくい
    という特徴があり、アレルギーリスクを最小限に抑えられる素材です。

とくに、ジルコニアやe.maxといった高強度かつ審美的にも優れた素材を用いることで、機能性と見た目を両立できます。


 

保険診療と自由診療の違い
 

保険診療で用いる金属の補綴(詰め物・被せ物)は、最低限の機能回復を目的とした治療として国から認められています。

一方で、自由診療のセラミック治療は、

  • 審美性
  • 清掃性
  • 生体親和性(身体になじみやすい)

といった「長期的な健康を支える治療」を目的としています。


 

セラミック治療で症状が改善するケースも
 

扁平苔癬や金属アレルギーを疑われる患者さんの中には、金属の補綴をすべてセラミックに置き換えたことで、症状が改善したという例も報告されています。

もちろん、すべての方に当てはまるわけではありませんが、

  • 「口内炎が繰り返す」
  • 「粘膜が赤くなってしみる」
  • 「銀歯がたくさんあるけれど、身体に影響はないか不安」

という方は、一度歯科医師に相談されることをおすすめします。


 

当院での対応とご案内
 

当院では、現在の補綴物の種類や口腔内の状態をチェックし、必要に応じて素材変更のご提案も行っています。

実際の診療では、以下のような流れで対応します:

  • 現在の口腔内診査(銀歯の有無、粘膜の状態など)
  • 必要に応じた素材の変更提案(セラミックの種類含む)
  • 症状の推移を確認しながら経過観察


 

まとめ:症状の根本原因に気づくきっかけに
 

見た目の問題だけでなく、「なんとなく調子が悪い」「炎症が長引いている」といった症状の背景に、お口の中の金属が関与していることもあるかもしれません。

セラミック治療は、そうした見えにくい原因へのアプローチとしても有効です。

気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。


 

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