【セルフケアとプロケアの違いって?】
- 2025.10.11
- #治療
【セルフケアとプロケアの違いって?】
― あなたの予防歯科、足りていますか? ―
「毎日しっかり歯を磨いているのに虫歯になってしまう」
「定期検診は受けていないけど、ちゃんとケアしているつもり」
そんなお声を、私たちはこれまで何度も耳にしてきました。
ですが、実は**“毎日のセルフケアだけでは足りないこと”**があるのです。
今回は、**歯科医院で行う「プロケア」と、ご家庭での「セルフケア」**の違いについてお伝えします。
セルフケアとは?どこまでできる?
いわゆる「セルフケア」とは、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使ってご自身で毎日行うお口のケアのことです。最近では、当院で人気のクラプロックスのような高機能歯ブラシや、電動歯ブラシ、ジェットウォッシャーを取り入れている方も増えています。
セルフケアの主な目的は以下のとおりです。
- 毎日の食べかすや歯垢の除去
- むし歯や歯周病の予防
- お口の中の清潔感を保つ
非常に重要で、ベースとなるのがこの「セルフケア」です。
ただし、どれだけ丁寧に磨いていても落としきれない汚れや、手が届きにくい部分がどうしても出てきます。
プロケアとは?何が違う?
そこで必要になるのが、**歯科医院で行う「プロケア」**です。
専門の機器と技術を使って、次のようなケアを行います。
- 歯石除去(スケーリング)
- PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
- 着色除去
- 歯周ポケットの管理
PMTCでは、バイオフィルム(細菌のかたまり)まで徹底除去し、歯面をツルツルに仕上げることで、汚れの再付着を防ぎます。
つまり、「セルフケアで落としきれない汚れを除去すること」と、「むし歯・歯周病リスクを長期的に抑えること」が、プロケアの目的です。
予防歯科は“分担”がキーワード
私たち歯科医師・歯科衛生士の役割は、「毎日のセルフケアを最大限に活かすためのサポート」をすることです。
患者さんご自身が日々行うセルフケア。
そして私たちが定期的に行うプロケア。
この**“二人三脚”で行う予防管理**こそが、現代の予防歯科のスタンダードになっています。
定期管理のサイクルが未来を守る
当院では、定期的なメインテナンスの頻度を患者さんごとに調整しています。
- 歯周病リスクが高い方 → 1〜2ヶ月ごと
- むし歯の再発リスクが低い方 → 3〜4ヶ月ごと
- 治療を終えた直後の方 → 治癒安定後、メインテナンスに移行
実際、当院には「他院で定期検診だけを受けていたが、しっかり予防管理したい」と転院される患者さんも多くいらっしゃいます。
まとめ:予防歯科は“通う時代”へ
予防歯科とは、むし歯になってから歯医者に行くのではなく、**“健康な歯を守るために通う”**という発想です。
今は痛みがなくても、気づかないうちに静かに進行するむし歯や歯周病は多くあります。
歯を失ってから後悔しないためにも、ぜひ“セルフケア+プロケア”で未来の自分に投資しませんか?
ご自身のケアが正しくできているか不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。
📍 上越インター前
生体に調和した機能美を目指す予防型歯科医院 》》 デンタルオフィスK
記入者この記事を書いたメンバー
