セラミック治療の1例
- 2022.08.04
- #治療

今回はセラミック治療により審美及び機能を回復したケースを提示します。
この写真のは治療後の状態です。どこまでが治療部位か明確に分かりますでしょうか?
今回は上の1番前歯2本のみを治療しています。
色、形はもちろんのこと唇のラインとの調和、歯列全体との調和がこういった審美的な仕上がりを創り出します
また今回は術前に天然歯のホワイトニングを施し、ただ白いだけでなく透明感を出すことで天然歯本来の美しさを引き出しています。その天然歯の色を合わせてセラミックを審美的に再現している歯科技工士さんの技術が光ります。
今回のセラミックの種類はジルコニアをベースとしたレイヤリングセラミックを用いています。
ジルコニアセラミックスは人工ダイヤモンドと言われるほど硬い素材で非常に割れにくい素材で、金属を用いないためアレルギーの心配もありません。
しかし白いとはいっても透明感の少ないため、細かい色彩表現を単独で行うには難しいところがあります。グラデーションや多少透明感のあるジルコニアもありますが、細かい色彩の再現性には限界があります。複数本の歯をまとめてセラミックにしたい場合には目立ちませんが、天然歯に囲まれている状態でナチュラルに仕上げるには向いていません。
そこで今回はジルコニアの見える部分に透明感のあるセラミックを焼き付けて、隣の天然歯の色と違わないように歯科技工士さんに色彩を作製して頂きました
この写真のは治療後の状態です。どこまでが治療部位か明確に分かりますでしょうか?
今回は上の1番前歯2本のみを治療しています。
色、形はもちろんのこと唇のラインとの調和、歯列全体との調和がこういった審美的な仕上がりを創り出します

また今回は術前に天然歯のホワイトニングを施し、ただ白いだけでなく透明感を出すことで天然歯本来の美しさを引き出しています。その天然歯の色を合わせてセラミックを審美的に再現している歯科技工士さんの技術が光ります。
今回のセラミックの種類はジルコニアをベースとしたレイヤリングセラミックを用いています。
ジルコニアセラミックスは人工ダイヤモンドと言われるほど硬い素材で非常に割れにくい素材で、金属を用いないためアレルギーの心配もありません。
しかし白いとはいっても透明感の少ないため、細かい色彩表現を単独で行うには難しいところがあります。グラデーションや多少透明感のあるジルコニアもありますが、細かい色彩の再現性には限界があります。複数本の歯をまとめてセラミックにしたい場合には目立ちませんが、天然歯に囲まれている状態でナチュラルに仕上げるには向いていません。
そこで今回はジルコニアの見える部分に透明感のあるセラミックを焼き付けて、隣の天然歯の色と違わないように歯科技工士さんに色彩を作製して頂きました


歯科技工士さんにこの再現性を高くしてもらうためには、色の情報、形の情報を正確に伝える必要があります。
それは写真です
診療室で色を選び、術者・アシスタントの客観的視点と患者さん自身の主観的視点から色の選定のすり合わせを行います。その選んだ色を元に歯科技工士さんと色の細かい相談をし色を決定します。
その材料となる写真で伝わらないと思っている仕上がりとズレが出ます。カラー写真を撮影する際には、色のモデルとともに撮影しますが、大事なのは歯の白さだけではなく歯茎の色、土台の色や素材、全体の歯の色などの情報です。土台の色からの透け感、歯茎からの立ち上がりの色など多くの情報が必要です。
また撮影時の光量などによっても見え方が左右されることがあるため天気や室内の明るさ、カメラの設定の影響もあるでしょう。当院は自然光の下での見え方を確認するため診療室に大きな窓を設計しています。審美歯科治療に必要な設計を窓やライトの位置などに施しています。
そうしてできたセラミックもいざ口の中へデリバリーすると誤差が生じていることがあります。そこでセラミックのはめた状態での写真撮影を行い、修正をかけます。一生ものにしてほしい気持ちで作っていますので納得いかない時には2回でも3回でも色の修正をかける時もあります。本症例も完成後に透明感の出し方が気になり一度修正を加えています。
セラミック治療を施すにあたり、セラミックの種類の選択、術前診査、仮歯での診査、写真などの資料採得、、、様々な要素が審美歯科治療で満足いく結果に行き着くための大切なプロセスになります。また、セラミックではなくもっと侵襲の少ない治療で審美的な悩みを解決できることもあります
まずは気軽に歯科医院で相談してみましょう。歯科医によって見解が変わる場合もありますのでセカンドオピニオンを活用することもいいでしょう。
それは写真です

その材料となる写真で伝わらないと思っている仕上がりとズレが出ます。カラー写真を撮影する際には、色のモデルとともに撮影しますが、大事なのは歯の白さだけではなく歯茎の色、土台の色や素材、全体の歯の色などの情報です。土台の色からの透け感、歯茎からの立ち上がりの色など多くの情報が必要です。
また撮影時の光量などによっても見え方が左右されることがあるため天気や室内の明るさ、カメラの設定の影響もあるでしょう。当院は自然光の下での見え方を確認するため診療室に大きな窓を設計しています。審美歯科治療に必要な設計を窓やライトの位置などに施しています。
そうしてできたセラミックもいざ口の中へデリバリーすると誤差が生じていることがあります。そこでセラミックのはめた状態での写真撮影を行い、修正をかけます。一生ものにしてほしい気持ちで作っていますので納得いかない時には2回でも3回でも色の修正をかける時もあります。本症例も完成後に透明感の出し方が気になり一度修正を加えています。
セラミック治療を施すにあたり、セラミックの種類の選択、術前診査、仮歯での診査、写真などの資料採得、、、様々な要素が審美歯科治療で満足いく結果に行き着くための大切なプロセスになります。また、セラミックではなくもっと侵襲の少ない治療で審美的な悩みを解決できることもあります

まずは気軽に歯科医院で相談してみましょう。歯科医によって見解が変わる場合もありますのでセカンドオピニオンを活用することもいいでしょう。
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