当院のブログ デンタルオフィスK 上越ICから車で5分の歯科医院

Blog当院のブログ

コンポジットレジン修復

  • 2022.12.19
  • #治療
コンポジットレジン修復とは保険治療で行う白い詰め物のことを言います。

小さい虫歯の処置などでは頻度の高い処置になります。

昔の歯科治療ではただ疾患を治癒し、修復することを目的としていました。しかし時代と共に、修復するだけでなく審美性つまり見た目の良さを求められるようになり、治療法や歯科材料が見直されるようになってきています。

コンポジットレジンとは合成樹脂を主成分とした白いプラスチックのようなものです。昔は治療後の変色が早く、硬さも物足りないもので、色の種類も少ないものでした。しかし近年はセラミック粒子を配合させることにより、変色しにくく、色のバリエーションが豊富で、硬く機能的なものへと進化してきています

そのため審美的な要望の高い前歯だけではなく、奥歯においても活躍する範囲を広げています。


なんといってもコンポジットレジン修復の最大の利点としては治療時の削る範囲が非常に狭いところです

MI(Minimal intervention)という考え方を大切にしている当院ではコンポジットレジン修復の活躍の場面は多いです。

MI(Minimal intervention ミニマルインターベンション)とは健康な歯を可能な限り維持し、う蝕を管理するコンセプトを指します
虫歯治療においては『最小の侵襲』を意味する場合もあります。
この考えは20年以上前から提言されていて、日本においても広まってきています。

削らずに予防処置で経過観察して良い虫歯においては削らないことがベストではありますが、取り除かなければならない虫歯においてはまずコンポジットレジン修復が第一選択となる頻度が高いでしょう。


ただMIといっても適切に虫歯を取り除かなければなりません。削り過ぎはよくないことですが、削らなすぎて虫歯を取り残しては元も子もありません。適切な量の切削が重要な処置になります。


コンポジットレジン修復はMIということから考えると良い治療方法ではありますが万能というわけではありません。
強い力がかかるところでは欠ける可能性がある、セラミック治療と比較すると経年的な変色の可能性がある、歯と歯の接触点の回復には限界がある、、、などデメリットもあります。
どんな素材にも強度、審美性、生体親和性などのメリット・デメリットが存在します。適切な場所に適切な素材、治療法を選択することが重要です。まずは治療の選択肢についてしっかり説明を聞くことが大切です。

ひとえにコンポジットレジン修復といっても歯科医院がどういう考えのもと治療しているのかによっても方針が全く異なる場合があります。まずは自分にあった歯科医院と出会うことが大切だと思います。

そして何より虫歯にしない予防習慣を身につけていきましょう


 

📍 上越インター前
 生体に調和した機能美を目指す予防型歯科医院 》》 デンタルオフィスK





 

記入者この記事を書いたメンバー

デンタルオフィスK記事一覧