当院のブログ デンタルオフィスK 上越ICから車で5分の歯科医院

Blog当院のブログ

歯を抜かずに保存する

  • 2021.08.29
  • #治療
『抜歯』、、、つまり歯を抜くという処置は後戻りの効かない最終処置です。

なるべく歯を抜かずに残す、天然組織を残すことを目標にしているデンタルオフィスKでもいかに『抜歯』に至らせないか常に考えているところであります

そもそも『抜歯』に至ってしまう原因は何なんでしょうか?

主な原因は虫歯や歯周病、歯の破折などです。虫歯に関しては歯を支えている骨より深い位置まで進行があると抜歯、歯周病は歯を支える骨が一定以上吸収してしまうと抜歯、破折では深い位置まで折れていれば基本的には抜歯の適応となります。確かにこれらの状況は抜歯になる確率は高いですが全てのケースでそう言えるわけではありません。

虫歯や破折などが多少骨より深い位置まで及んだとしても歯を支えている骨の上の位置まで引っ張り上げたりして残す(意図的挺出、意図的再植など)ことは可能ですし、歯周病に関しても外科的に感染の原因を取り除き、骨を再生する人工材料や人工骨を入れることで歯槽骨の再生を促す再生療法を施すなどまだ手段は残っています。条件次第ではすぐに抜歯と判断しなくても良い場合があるのです

ただし、これらの手段も適応症があります。何でもかんでも抜歯せずに抜かないほうが良いというわけではありません。矛盾するようですが無理やり残して体に害をなすような歯は残すことはお勧めしません。慢性的な炎症のある歯を残すことは隣の歯や健康な骨をダメにしてしまうこともあるのです

まずは保存可能なのか?どんな手段があるのか?抜歯が望ましいのか?メリット・デメリットを比較しながら検討して頂きたいです。

 

📍 上越インター前
 生体に調和した機能美を目指す予防型歯科医院 》》 デンタルオフィスK








 

記入者この記事を書いたメンバー

デンタルオフィスK記事一覧