歯の破折
- 2021.11.14
- #治療
今回は歯牙の破折についてのお話です。
歯の破折と聞くと皆さんが一番思い浮かぶことはなんでしょうか?一番イメージしやすいのは転倒やスポーツの接触事故などでしょうか?これらの事故的による歯牙の破折も確かに多いですが、日常的に生活する中にも破折のリスクは潜んでいます
持続的に過剰な咬合力(噛み合わせの力)がかかっていたり、噛み合わせのバランスが悪かったり、歯が無い部分があったりすると一部の歯にだけ力が集中してしまい割れてしまうことがあります。特に神経の治療(抜髄・感染根管処置)が施されている歯は健康な歯牙組織(エナメル質・象牙質)の厚みが薄くなっていることから、そのリスクはさらに高まります。そういった観点からも神経を取らずにいかに保存できるかが大切な事と分かります
また被せ物(クラウン、インレーなどの補綴処置)にしても破折に配慮が必要です。被せ物(補綴物)は人工物のため歯と全く同じ硬さ、しなりをしているわけではありません。保険の銀歯(金銀パラジウム合金・銀合金)、金合金、セラミック、ジルコニアなど歯科で扱うマテリアル(素材)の多くそれぞれ物性が異なり、中には歯より硬い素材もります。そのため選択やデザインを間違うと歯を割る原因を作ってしまうことになるため注意が必要です。これらのマテリアル(素材)の特徴を十分理解した上、選択した素材の特徴、歯牙の条件、噛み合わせの全体的なバランス、顎の動きの個性などを把握した上で口腔という一つの器官の中で調和する設計が重要になるのです
抜歯となる原因は歯周病のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実は歯牙破折に起因するものが非常に高い割合を占めています。虫歯が大きくなり、歯を削り、神経をとり、被せ、歯が割れて抜く。このような歯を抜くまでのストーリーをよく目にしてきています。歯を抜くリスクを最小限にするためにも虫歯の予防から注意していくことが大切なのです。
万が一、歯が折れた場合には折れ方によっては、意図的挺出、意図的再植、歯冠延長術などまだ抜かずに済む方法が残されている場合もあります(※条件次第では抜いた方が良い場合もある)。まずは、すぐ抜く前に残すべきか否か精密に診断し、かかりつけ医としっかり相談することをお勧めいたします
破折は見つかりにくい位置の場合があります。確定診断がつきにくい場合には当院の場合CT撮影をお勧めする場合があります。必要な時には事前に説明させて頂きます。
またセカンドオピニオンも随時、受け付けておりますので気軽にお問い合わせください
歯の破折と聞くと皆さんが一番思い浮かぶことはなんでしょうか?一番イメージしやすいのは転倒やスポーツの接触事故などでしょうか?これらの事故的による歯牙の破折も確かに多いですが、日常的に生活する中にも破折のリスクは潜んでいます

持続的に過剰な咬合力(噛み合わせの力)がかかっていたり、噛み合わせのバランスが悪かったり、歯が無い部分があったりすると一部の歯にだけ力が集中してしまい割れてしまうことがあります。特に神経の治療(抜髄・感染根管処置)が施されている歯は健康な歯牙組織(エナメル質・象牙質)の厚みが薄くなっていることから、そのリスクはさらに高まります。そういった観点からも神経を取らずにいかに保存できるかが大切な事と分かります

また被せ物(クラウン、インレーなどの補綴処置)にしても破折に配慮が必要です。被せ物(補綴物)は人工物のため歯と全く同じ硬さ、しなりをしているわけではありません。保険の銀歯(金銀パラジウム合金・銀合金)、金合金、セラミック、ジルコニアなど歯科で扱うマテリアル(素材)の多くそれぞれ物性が異なり、中には歯より硬い素材もります。そのため選択やデザインを間違うと歯を割る原因を作ってしまうことになるため注意が必要です。これらのマテリアル(素材)の特徴を十分理解した上、選択した素材の特徴、歯牙の条件、噛み合わせの全体的なバランス、顎の動きの個性などを把握した上で口腔という一つの器官の中で調和する設計が重要になるのです

抜歯となる原因は歯周病のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、実は歯牙破折に起因するものが非常に高い割合を占めています。虫歯が大きくなり、歯を削り、神経をとり、被せ、歯が割れて抜く。このような歯を抜くまでのストーリーをよく目にしてきています。歯を抜くリスクを最小限にするためにも虫歯の予防から注意していくことが大切なのです。
万が一、歯が折れた場合には折れ方によっては、意図的挺出、意図的再植、歯冠延長術などまだ抜かずに済む方法が残されている場合もあります(※条件次第では抜いた方が良い場合もある)。まずは、すぐ抜く前に残すべきか否か精密に診断し、かかりつけ医としっかり相談することをお勧めいたします

破折は見つかりにくい位置の場合があります。確定診断がつきにくい場合には当院の場合CT撮影をお勧めする場合があります。必要な時には事前に説明させて頂きます。
またセカンドオピニオンも随時、受け付けておりますので気軽にお問い合わせください

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