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レントゲン診査受けていますか?

  • 2021.12.20
  • #治療
レントゲン診査について今回はお話します。

皆さんは歯科医院でレントゲン診査を受けていますか?痛みがあった時はレントゲン撮影をして診察を受けることは多いと思いますが、それ以外ではどうでしょう?

歯科医院でのレントゲンには部分的に撮影するレントゲン(1〜4歯程度映る)や顎も含め全体を映すパノラマレントゲン撮影といったものが頻度が多いでしょう。(他、顎関節の撮影、矯正のためのレントゲン撮影など)

当院では虫歯、歯周病、噛み合わせなどの全顎的(全体的)な診査を行う場合にはパノラマレントゲン撮影を行うことを推奨しております。なぜこのような画像診断を行うかというと、歯周病をはじめ口腔内の疾患は歯槽骨や歯牙など硬い組織の疾患が多く、また表面の歯の組織や歯肉などに阻まれ視診、つまりは見た目だけでは判断できないものが多く存在します。厄介なことにこれらの疾患は無症状に経過するものも少なくありません

検診などで肺などの診査の際、胸部レントゲンを撮影しますよね?同じように口の中もレントゲンがなくては判断できないものが多いのです。

当院としては定期検診に入られた方でも1年〜1年半に一度はレントゲン診査を推奨します歯周病による歯槽骨の変化、歯牙の隠れた虫歯(う蝕)を見つける目的もありますが、親知らずの状態や顎骨の病変、上顎洞(お鼻の空洞)を見逃さないためでもあります私どもも開院から半年未満ですが既に何件か顎骨内での病変(嚢胞、腫瘍の疑いのあるもの)を発見しております。これらの疾患は確かに経過観察することも多いですが、それは以前のレントゲンと比べ進行や変化がないのか診断した上での話です。その判断のためにもレントゲンや口腔内写真(カラー写真)などの記録を残しておくことが大切なのです。最近は全国的に歯科医院でのレントゲン、カラー写真などでの定期的な病変記録をきちんと採得することが浸透してきましたが、それでもまだまだ少ないのが現状です。
これらの資料は病変の発見、変化を自院で管理するだけでなく、患者さんの転院の際やセカンドオピニオンを受けた際の情報提供としても非常に有効です初診時に診察した歯科医はその時の疾患状況はわかっても過去の病態変化の時系列が分かりません。レントゲンや口腔内カラー写真の情報共有があることで治療の引き継ぎ、定期検診の引き継ぎの際にも病態のリスク管理に大いに役立つのです

以上の理由で私どもの診療所では過不足ないレントゲン診査を推奨いたします



 



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