olive dental house様 開院20周年記念講演会 「更なる創造へ」に参加
- 2025.09.08
- #研修セミナー
こんにちは。デンタルオフィスKの◯◯です。
2025年9月7日、新潟市中央区のマルタケホールで開催された
olive dental house様 開院20周年記念講演会
「更なる創造へ」に参加してまいりました。
講師は、長年にわたりインプラント治療の第一線でご活躍されてきた
小宮山彌太郎先生、
そして歯周病・インプラント分野で豊富な臨床経験をお持ちの
山口千緒里歯科衛生士のお二人。
私自身も日々の診療の中で大切にしているテーマ、
「変化にどう向き合うか」という視点において、非常に学びの多い機会となりました。
変わり続ける「生体」への理解と配慮
セミナーの中で印象的だったのは、
「生体は変化する」という大前提に、どう医療が寄り添っていくかというお話です。
歯ぐきや骨の変化だけではなく、
加齢や病気、生活習慣、介護環境や経済状況の変化など、
人の口の中は常にその背景とともに動いていくものです。
特に若い世代に対するインプラント治療は、
何十年にも及ぶ長期的な経過観察とフォローが必要であることを再認識しました。
インプラント治療における「構造」と「適合」の重要性
近年は、インプラントの素材や構造、術式も進化し、
**「より早く・より簡単に」**といったトレンドも進んでいます。
しかし
「最新が最良とは限らない」
「ヒトの治癒反応には時間が必要な場合もある」
といった視点のお話に強く共感しました。
例えば、初期固定が得られやすいインプラントは確かに素晴らしいものではあるが、経年変化、細菌感染のリスクに脅かされた際には、そのインプラント体の構造は果たして、そのリスクを許容できる、もしくはリカバリーできるのか?
スクリュー固定タイプの上部構造では、
**インプラント体との適合性(passive fit)**が非常に重要です。適合が悪いと、微弱でも継続的な力の歪みにより、インプラントや周囲組織に悪影響を及ぼす。汚染の侵入により、骨の吸収や炎症など、将来的なトラブルの原因となることがあります。
「生体組織への誠意」と「人への敬意」
この講演を通じて、私自身がもっとも心に残ったのは、
「生体組織への誠意を持つこと」、
そして**「対している“人”に敬意を払うこと」**という言葉でした。
これは、インプラント治療に限らず、すべての歯科診療に通じる信念です。
- 目の前の患者さんが、どのような背景や思いを抱えて来院しているのか
- 今の治療が、この先の人生にどう影響するのか
その視点を常に忘れず、
これからも丁寧で誠実な診療を続けていきたいと、改めて感じました。
今後に活かしていくこと
当院でもインプラント治療やメインテナンスを含め、
さまざまな年齢層・ライフスタイルの方が来院されます。
今回の学びをもとに、より一人ひとりに合った治療方針や予防プランを提案できるよう、
スタッフ全体で共有し、日々の診療に活かしていく所存です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
インプラント治療に関するご質問や、予防・メインテナンスについて気になることがあれば、
お気軽にご相談ください。
📍 上越インター前
生体に調和した機能美を目指す予防型歯科医院 》》 デンタルオフィスK
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