歯周病でも歯を残せる?—歯周組織再生療法という選択肢
- 2026.01.27
- #治療
🦷歯周病でも歯を残せる?—歯周組織再生療法という選択肢
「歯がグラグラする」「歯ぐきが下がってきた」——これは歯周病が進行して、歯を支える骨や歯ぐき(歯周組織)が破壊されているサインかもしれません。
これまで進行した歯周病では、抜歯しか選択肢がないと考えられてきました。しかし現在は、「歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)」という選択肢があります。
🔍歯周組織再生療法とは?
歯周病によって破壊された「歯を支える組織(骨・歯根膜・セメント質)」を、特殊な薬剤や材料を使って“再生”させる治療法です。
使用する再生材料は、主に以下のようなものがあります
- エムドゲイン:歯の発生時に重要な「エナメルマトリックス由来タンパク」を主成分とした薬剤。組織の再生を促します。
- リグロス:成長因子(FGF-2)を主成分とした再生促進薬。保険適用の対象となるケースもあります。※当院はリグロスは採用しておりません。
- 骨補填材:骨が大きく失われた部分に使う、人工骨や自家骨など。
また当院では、エルビウムヤグレーザーを併用し、殺菌や組織への刺激を最小限に抑えながら治療効果の向上を図っています。
✅どんな人が適応になるの?
すべての歯周病患者さんに適応できるわけではありません。以下のような条件を満たす必要があります
- 骨の吸収が垂直的に起きている(骨の深い欠損がある)
- 歯の動揺が軽度〜中等度で、保存が見込める
- 喫煙していない、または禁煙している
- 糖尿病などの全身状態がコントロールされている
- 歯周基本治療後にプラークコントロール(歯磨き状態)が良好に改善している
🗒当院では、まず丁寧に歯周基本治療を行い、その後再評価をしてから再生療法が可能かを判断しています。
💡再生療法を受けるメリット
- 歯を抜かずに残せる可能性が広がる
- 骨が再生することで、歯のグラつきが改善される
- 歯ぐきのラインが整い、見た目にもプラス
- 将来的なインプラント治療などを回避または遅延できる
🧪当院での治療の流れ(例)
- 初診・精密検査(レントゲン・CT・歯周ポケット検査など)
- 歯周基本治療(クリーニング、SRPなど)
- 再評価(口腔衛生状態・炎症の改善状況)
- 再生療法の提案と同意
- 外科的処置(再生療法とレーザー治療の併用)
- メンテナンスと定期的なチェック
⚠️再生療法にも限界がある
- 水平的な骨吸収が中心のケースでは効果が乏しいことも
- 喫煙・歯ぎしり・糖尿病などのリスク因子があると治療効果が下がる
- 術後も継続的なセルフケアとメンテナンスが不可欠
だからこそ、再生できる可能性のあるタイミングでの治療が重要です。
🗣️当院のスタンス
治療前の丁寧な診査・説明を行い、患者さん一人ひとりに合った治療方針を組み立てます。
「抜歯しかない」と言われた方でも、残す選択肢があるかもしれません。ぜひ一度ご相談ください。
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