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ORE2日目

  • 2021.04.04
  • #研修セミナー
昨日に引き続き、ORE2日目に参加しました

インプラントをはじめ口腔内の人工修復物による治療を行った場合、それにより将来起こりうる偶発症やメインテナンス性、再治療のことまで予測して治療方法・修復物のデザインや素材の種類を選択することが大切だと再確認しました。
また、修復物は永久的なものでは無いので、必要に応じて再治療を決断することは口腔健康を保全するためには欠かせません。

インプラントやセラミックなどの審美歯科補綴物など優秀な素材や治療法は確立されていますが、これらは永久的なものではないと言えます。これらはあくまで人体に入れるので治療装置に変化が起きなくても、周囲の天然組織は必ず変化が起きます。
保険の被せやCRなどの詰め物なども同様です。時折、『被せ物も虫歯になるのですか』と質問を受けますが、答えはなります。正確にいうと被せの縁の歯の組織ではありますが。

治療を終えた場所こそ、実は注意しなくてはなりません。歯科治療を行った場所は虫歯になるほど汚れていたくらいなので虫歯リスクが非常に高いのです。ましてや汚れが溜まる場所は歯周病リスクも高いと言えるでしょう。
治療直後の歯はセラミックなどのどんな審美歯科治療を施したとしてもその時が1番綺麗な状態なのは当たり前です。大切なのはそれをどれだけ維持するかです。歯周病がひどくなって綺麗な歯だけど抜きましたなんて目も当てられません。
治療後に適切なホームケア、クリニックメインテナンスの内容、やり方はきちんと教えてもらっていますか?
大切なのはどのように再発させないかです。


メインテナンスに際しては口腔組織や修復物の変化などを見極め、適切な時期に適切な治療介入をすることが予防管理の上で非常に重要だと考えております

本大会はそういった長期予後にまで考えさせられる、非常に有意義なセミナーでした。
大会長を務められた夏堀礼二先生、お疲れ様でした


 

📍 上越インター前
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