セミナー受講 橋下徹さんを迎えて歯科のミライを語る
- 2022.03.13
- #研修セミナー
今日は自宅にて気になっていたオンライン公演を拝聴しました。
歯科のセミナーにて橋下徹さんを交えてディスカッション形式での公演で楽しみにしていました。業界の外からの目線からの話は個人的にすごく興味があります
〜歯科のミライの創り方〜というテーマにて様々な課題についての内容でしたが、個人の診療所としても歯科医療貢献をしていく歯科医師としても考えさせられるものでした。
組織としてpurpose(目的、意図)を持つということの大切さを聞きました。私たちも歯科診療、医院としてのコンセプトは持っていますが、それをどう社会貢献に繋げるのか、、、国民の健康を守る、、幸せに貢献する。。。
どれだけ具体的な構想、具体的手法を持っているのか?改めて考えさせられました
歯科治療の質を上げる、質の良い情報発信で啓蒙する。これだけでいいのか?組織として動く。もっと大きい集団としての動きを行動づべきか。これからの課題になりそうです。
ディスカッションテーマとしては
<地方活性化・少子化>
<デジタル化>
<歯科のミライ>
の3つでした。
地方の問題点については歯科医療だけではなく、他の業種とも同様の問題点が挙げられていました。
歯科医療にフォーカスを当ててみれば、歯科診療所は1人で経営している医院が全国の9割も占め、その事業継承者も地方は特に不足しています。コンビニより歯科は多いとよく耳にすると思いますが地方の将来はどうなのでしょうか?
実際、私も地元上越市に戻るか否か迷っていた時期もありましたし、父の医療法人を継ぐかも迷っていました。いざ事業継承となると様々問題点も出てきますし、親子間だからといって地方に戻らずに勤務医や都心部で開業に至る先生のお気持ちもわかります。
実際、今現在も多いと言われる歯科医師は都心部に集中して、地方は歯科医師の手は今後足りるのでしょうか?
上越市は開業を迷っていた時期にリサーチしたところ、市民の総数自体も減る予測ではありますが、歯科医師も減っていってしまいます。ここ最近の開業や継承者の減少からも将来的な歯科医療の受け皿が足りているのか、不安にかられた時期もありました。そういった理由も地元上越市に開業を決めた理由の一つです。
人財不足といった点においても、課題は多いでしょう。人財を集めることも大切ですが共に仕事をするスタッフが自分の引退時に困らないようにも考えねばなりません。
私自身も歳を取り目が見えにくくなり、歯科治療のような細かい治療のクオリティーを保てなくなり引退を考える時期がいずれくるでしょう。その時、後任を据えるのか法人をどうするのか?まだ考えることだらけです。
何年一緒に仕事をするのか?引退後、尽くしてくれたスタッフの将来は?などと最近は歯科医院経営をされている先生方とお話しすることがあり考えるきっかけを多く頂いています。少しでも良いゴールが見つけられればと思う今日この頃です。
私のクリニックも将来像を見据えたビジョンを打ち出せれば良いと思っています。
デジタル化については以前は業務効率化のためのものという考え方が強かったが、そのデータベースの利用法はもっと多岐にわたる可能性があるとのことでした。
歯科では事務作業の効率化や医療機材のデジタル化が発展してきていますが、広くあらゆるデータを蓄積することで今後の歯科医療の発展に繋がるのではとありました。
歯科のミライについては、予防歯科治療の周知することの重要性を感じました。日本は鹿だけに関わらず予防医療において遅れをとっています。口もまた健康の源を担っている器官であることは徐々に周知されてきてはいますが、一部の人にしか認知されていません。栄養摂取の入口である口腔の疾患を起点に他の臓器の疾患がドミノ倒しのように繋がるメタボリックドミノは以前より警鐘が鳴らされています。
こういった事実が身近にあることを認識してもらうためにも私たちももっと分かりやすく周知させることが大切と感じました。
今日の橋下徹さんの話は歯科業界のこれからを考えさせられる良い刺激となりました
📍 上越インター前
生体に調和した機能美を目指す予防型歯科医院 》》 デンタルオフィスK
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